豊かな未来のために
井関ができること
Our vision
「食と農と大地」のソリューションカンパニー
夢ある農業と美しい景観を支え、
持続可能な「食と農と大地」の未来を創造する
「農」は「食」と「大地」を守り、
豊かな「人・社会」を実現する基盤となるものです。
その「農」と「人・社会」を支え、
これらに関連する課題を解決していく
企業グループになることが、
私たちの使命だと捉えています。
持続可能な食と農を
未来につなぐために
食料需要の増加、農業人口の減少、農家の高齢化……。
生きるうえで根幹を成す「安全で安心な食」を未来につないでいくための課題はさまざまです。
これらを解決すべく、井関は先端技術を活用したスマート農業や環境保全型農業の普及・促進、アジア農業の機械化等、生産性の高い持続可能な農業の実現に貢献します。
営業本部I.Iさん
日本農業では、高齢化や人手不足が深刻化している中、食料自給率維持のため農業の省力化や大規模化への対応が国を上げての大きな課題となっています。これらの社会課題を解決するために、私たちはICTやロボット技術を活用したスマート農機の普及推進に取り組んでいます。
現在井関グループでは有人監視化（レベル2）でほとんどの作業を自動で行うロボットトラクタ・田植機や、直進アシストシステムを搭載したコンバイン等のスマート農機を通じた省力化による生産性向上に貢献しています。そしてさらなる未来の農業に向け完全無人・遠隔監視（レベル3）ロボット農機の研究開発に取り組んでいきます。
営業本部M.Tさん
私たちは、スマート農業技術を用いた環境負荷低減につながる農業機械・技術の提案やサポートを行っています。ロボット農機や直進アシストシステムによる作業効率化や、可変施肥技術による肥料使用量の削減など、農業の環境負荷低減に寄与する技術を提供しています。
また、自動抑草ロボットによる除草剤を使用しない水稲栽培に最適な雑草対策の提案や、水稲生育予測データを活用した農業を排出源とする温室効果ガス削減の取り組み支援など、環境保全型農業技術の普及促進にも努めています。
環境にやさしい農業の実現に向け、今後も農家の皆さまをサポートしていきます。
海外営業本部Y.Wさん
アジアの農業は、世界的に拡大していく食料需要に対し今後益々重要な役割を担っていきます。農業従事者の減少や高齢化、所得低迷等の課題もある中で、私たちは日本で培った技術を活かし、環境に優しく農業生産性を一層高める為に挑戦を続けていきます。現在、化学肥料使用を抑制する田植機や、疲労軽減に貢献する自律走行農業機械等をアジアに導入しています。今後更なる精密農業対応の高性能農業機械や安価な汎用型農業機械の導入など幅広い商品、営農情報などソフト面の提供を通じ、アジア農業の未来を後押しし、世界の食に貢献していきます。
住み続けられる大地のために
欧州・北米市場向けの芝刈機やコンパクトトラクタ等は、公園や緑地の整備、道路清掃といった景観整備を通じて住み良い村や街の実現に貢献し、人々の生活の質の向上を支えています。
温暖化による気候変動や自然災害の増加など環境が変化する中でも、住み続けられる大地の実現に向け、これからもお客さまに喜ばれる製品・サービスを提供し続けていきます。
海外営業本部W.Oさん
欧州には、長い歴史が築いた美しい街並みが広がっています。私たちは、主に景観整備用の商品を提供することで、人々の暮らしを豊かにし、社会の基盤を支えるエッセンシャルビジネスの一翼を担っています。50年以上の実績のある欧州ビジネスにおいて、高品質な商品とサービスを提供し、ISEKIブランドは欧州市場で確固たる地位を確立しています。欧州では環境保全意識が高く、電動商品など環境に配慮した商品の開発・販売も進めています。今後も、欧州の美しい「大地」を支える商品の提供に取り組み、持続可能な未来の実現に貢献していきます。
海外営業本部S.Mさん
私たちは世界的企業であるAGCO社を通じて、コンパクトトラクタを北米地域に提供しています※。北米では、大地を切り開いてきた伝統が人々の生活のなかに根づいており、コンパクトトラクタは、自宅の庭の整備に使うなど生活に欠かせない身近な存在となっています。井関グループの技術力をAGCO社の伝統ブランドと融合させ、今後も地域特性に応じた機能や電動商品などを提供することで、お客さまのQuality of Life（生活の質）の一層の充実を実現していきます。
※AGCO社の伝統ある「MFブランド」コンパクトトラクタをOEMにて供給
商品紹介
（AGCO社：MF North America HPにリンクします）
開発製造本部M.Hさん
環境意識が特に高い欧州市場向けに電動乗用芝刈機を商品化しました。商品開発においては、“いかに付加価値を付けられるか”が重要です。電動化により、お客さまの使用場面でのCO2の排出量はゼロになりますが、さらに将来を見据え、お客さまや社会に対して、どのような付加価値を提供できるか、井関グループならではの価値ある商品開発を通して、住み続けられる街づくりに貢献します。さらには、次世代を担う若者が「食と農と大地」を支える農業や景観整備事業を職業として選びたくなるように魅力を高めていきたいと考えています。
環境や人に優しい社会のために
食を支える農業や人々の暮らしを支える景観整備事業は社会にとってエッセンシャルなビジネスとして重要性が増しています。井関は環境に配慮した事業活動を通じて、これらの生産性と持続可能性を高めつつ脱炭素社会と循環型社会の実現に貢献します。
環境にも人にも優しい社会の実現に向けて、これからも挑戦を続けていきます。
開発製造本部H.Kさん
農業機械の開発では、生産工程やお客さまが利用するシーンなど様々な視点から地球環境にやさしい商品をめざし環境適合設計を実践しています。循環型経済にシフトするため商品の軽量化や部品点数削減、メンテナンス性の向上や長寿命化などに取り組んでいます。また、気候変動の抑止に繋がる省エネ・省資源に効果のある商品の開発に努めています。加えて、省力化や操作性改善、騒音・振動の低減は居住性向上によりお客さまの安全と負担軽減に貢献します。「エコ商品」の拡充と普及拡大で農業における環境負荷低減を実現していきます。
（株）ＩＳＥＫＩ Ｍ＆ＤT.Nさん
私たちは環境ビジョンに「『お客さまに喜ばれる製品・サービスの提供』を通じ、2050年までにカーボンニュートラルで持続可能な社会の実現を目指します。」を掲げ、環境に配慮した事業活動を実践しています。
主力工場では、エネルギー効率を高め、将来のカーボンニュートラルメタンへの移行を視野に入れ、環境に優しいエネルギーであるLNG（液化天然ガス）によるボイラーと発電設備を用いたコージェネレーション設備を取り入れるなどCO2排出削減に取り組んでいます。井関グループの生産活動を支える協力企業や部品供給を担うサプライチェーンの皆さまとの協働により商品のカーボンニュートラルを進めていきます。
開発製造本部H.Yさん
農業は自然資本からの恵みを利用して米や野菜を育んでおり、自然資本に負担が掛かりすぎると生物多様性のバランスが崩れ生態系サービスが追い付かなくなります。私たちは、自然と共生する農業ソリューションを実現するために、化学肥料の使用量を適切に削減できる可変施肥田植機や化学肥料・農薬に頼らない有機栽培の雑草対策で使用するアイガモロボなど環境負荷を低減する栽培技術の実証や普及に取り組んでいます。これからも、化学肥料や農薬に頼りすぎず、収量や利益を維持しながら自然と共生する農業ソリューションを提供していきます。