野菜作機械
1988
昭和63年
PV100
業界初 全自動野菜移植機
水稲作で培った技術を活用して開発された業界初の全自動野菜移植機。稲作は機械化一貫体系が確立されていた中、まだ機械化されていなかった日本の野菜作に多大なる影響を与えました。生命力の旺盛な育質を保ち、また、誰でも容易に育苗でき、移植後の活着がはやい、栽培とマッチした高能率な移植の機械化を実現しました。「ナウエルポット」と呼ばれる生分解性の紙ポットで育苗された苗をトレイごと供給することで安定した収穫を提供します。
1997
平成9年
PVR200
大規模農家を実現した乗用型野菜全自動移植機
農林水産省の緊プロ(農業機械等緊急開発実用化促進事業)の開発商品である乗用型野菜全自動移植機。大規模野菜作農家に適した高能率乗用型移植であるため、植付適期が長く、また、毎時10aの高能率であることに加え、10箱の予備苗が搭載可能です。また、植付部はPV100の技術を用い、本機はJK11を利用しているため、移植機を外しうね立てや中耕施肥など数多くの管理用作業機を取り付けすることで作業の幅が広がります。
1998
平成10年
PVH1
野菜移植機のベースとなった半自動野菜移植機
野菜苗の適応性拡大を求める市場の声をもとに開発された、セル成形苗からポット苗まで土付き苗ならほぼ何でも植えられる半自動野菜移植機。うねの高さと傾斜を自動で油圧制御するニュークロスマッチの搭載により、さまざまなほ場でも安定した植付が可能です。その後の野菜移植機のコンセプトとして受け継がれる「軽量コンパクトで女性にも扱いやすい」の基本設計が確立され、現在でもこの野菜移植機がベースとして進化し続けています。
2003
平成15年
VHC112
業界初 自動水平装置を搭載したにんじん収穫機
選別者の軽労化と作業の高速化を実現するための新機構「クイックチェンジシステム」や工具レスワンタッチで簡単に高さ調節可能な茎葉切断カッターワンタッチ調節、機体が傾くようなほ場でも最適な掘り取り位置を保つ車体水平装置など、現在でも受け継がれる画期的な技術が搭載されたにんじん収穫機。その中でも自動水平装置は当時業界に先駆けて織り込まれており、各地で行われたデモンストレーションで好評を得ました。