HISTORY OF COMPANY
1926年(大正15年)8月 愛媛県で創立した
当社の歴史を、
当時のエピソードや写真と
ともに振り返りながらご紹介します。
出発と挑戦
創業者・井関邦三郎は、1926年(大正15年)、家業であった農業の経験から「農家を過酷な労働から解放したい」という熱い想いのもと愛媛県松山市に「井関農具商会」を創立し、全自動籾摺り機の販売を開始しました。これが現在に続く井関グループの歴史のはじまりです。創業者の想いは、現在も井関のDNAとして連綿と受け継がれています。
井関邦三郎が愛媛県松山市新玉町に「井関農具商会」を創立
邦三郎、大阪商船「みどり丸」が瀬戸内海で衝突沈没したが、奇跡的に助かる
井関農機株式会社を設立
スリーダイヤと社章の制定
ヰセキ式籾摺り機シリーズ完成
全国ヰセキ会を発足
自動脱穀機の生産開始
第一工場内に私立井関農機青年学校を設立
自動脱穀機の送風力自動調整装置を発明し特許を取得
耕うん機「ロータリ式1号R型」が完成
第一工場内に井関農機技能養成所を開設
発明と高度成長
数々の農業機械の開発と稲作機械化一貫体系を確立し、農業の機械化・近代化への貢献を通して、戦後の食料増産・高度経済成長を支えてきました。
急速に拡大する需要に対応するため、全国に販売拠点を広げていきました。
空襲により建物・設備一切を焼失。その後社宅工場建設をはじめ復興に着手
愛媛県松山市八代町に本社および八代町工場完成
大手町工場跡地に鋳造工場を開設し、鋳造を開始
当社初の水冷石油エンジン生産開始
熊本県熊本市健軍町に熊本工場を新設
創立30周年記念式典を挙行
人力結束機(R1A型)動力刈取機(R2B)を発表
東京証券取引所に株式を上場
トラクタの生産開始
邦栄工業株式会社(旧:井関邦栄製造所)を設立
株式会社新潟井関製作所(現:井関新潟製造所)を設立
愛媛井関販売株式会社、群馬ヰセキ販売株式会社(現:連結子会社)、南信ヰセキ販売株式会社、茨城ヰセキ販売株式会社、栃木ヰセキ販売株式会社、札幌ヰセキ販売株式会社を設立
香川ヰセキ販売株式会社を設立
ポルシェ・ディーゼル社とトラクタの技術提携契約を締結
管理機型耕うん機の生産開始
動力稲刈結束機の生産開始
乗用耕うん機の生産開始
自脱型コンバインの生産開始
田植機の生産開始
バインダRB50の生産開始。田植機、コンバイン、トラクタと合わせて稲作機械化一貫体系を確立
イヴァン・ベアル社と代理店契約を締結
新社是の制定
千葉ヰセキ販売株式会社を設立
新潟ヰセキ販売株式会社を設立、高知ヰセキ販売株式会社に出資
松山市馬木町に松山工場を新設(現:株式会社ISEKI M&D(松山))
東京支社を本社事務所と改称
京滋ヰセキ販売株式会社を設立
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海外展開
事業拡大に向け、海外への展開を進めていきました。
公園・園庭整備や自家菜園の管理を主な用途とする北米・欧州の小型トラクタ市場へ販売推進し、現在の景観整備事業がスタートしました。アジアでは販売網を形成し、グローバルに展開し始めました。
韓国、台湾、中国向けPFシリーズ輸出
インドネシアルタン社へ輸出開始。他東南アジア諸国へも輸出
乗用コンバインの生産開始
マット苗用田植機の生産開始
水冷ディーゼルエンジン搭載トラクタの生産開始
熊本工場内に井関農機株式会社高等職業訓練校を開設
埼玉ヰセキ販売株式会社を設立
ベルギー・ブラッセルにヨーロッパヰセキ株式会社を設立
田植機の代名詞「さなえ」(PF20)の誕生
中国との技術交流実施
業界初の全面4条刈コンバイン(HD2000型)の生産開始
松山工場(和気)を増設、本社を同所に移転
海外事業部を営業本部貿易部に改組
松山工場和気地区内に松山事務所を新設
伊奈村に茨城工場を開設
国東洋物産企業と耕うん機(KL781型)の技術提携契約を締結
アジア向けにコンバイン(HD50型)を初輸出
創立50周年記念式典を開催
欧州向けトラクタ(TX1300)出荷開始
(同年、アメリカ、ハワイ、インドネシアにも出荷)
韓国向けにトラクタ(TS2210)を初輸出
無人化コンバインの試作機(HD1500型)完成
北米FMC社とトラクタをOEM契約を締結し輸出開始
貿易部を改組し海外事業部を発足
茨城県稲敷郡阿見町に茨城工場を移転
旧茨城工場跡に中央研修所(現:ISEKIグローバルトレーニングセンター)を開設
大型トラクタ(T5000・6500型)の生産開始
乗用田植機(PL620・820型)の生産開始
揺動式籾摺り機(MS型)の生産開始
乾燥機(GL・GM型)の生産開始
商号の英文表示をISEKI&CO.,LTD.に変更
三重ヰセキ販売株式会社(現:連結子会社)、岐阜ヰセキ販売株式会社、愛知ヰセキ販売株式会社(株式会社ヰセキ東海)を設立
水冷ディーゼルエンジンの生産開始
松山工場構内に展示館(現:ISEKI Dream Gallery)開館
愛媛県伊予郡砥部町に技術部を移転
業界初の自動選別機ポリメイト(LT180)を販売
コイン精米機(CP型)発表
台湾向けに乗用田植機(PL820型)を初輸出
回転式籾摺り機(MX300型)の生産開始
エヒメ流通株式会社(現:株式会社井関物流:連結子会社)を買収
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営農提案・
サポート強化
これまで培ってきた営農技術・ノウハウを活かした営農提案・サポートの強化を図り、農業の生産性向上や食の安心・安全に資する新しい農業の価値を提供しました。
営農提案・サポート力は、現在の井関グループの競争優位の源泉となっています。
B系水冷ディーゼルエンジンの生産開始
創立60周年記念ヰセキ全国大会開催
ヰセキUK(株)(ISEKI UK.LTD.)を設立
業界初、ロータリー植込み杆搭載PAシリーズを発表
台湾向けにトラクタ(TL2700型)初輸出
井関グループの目指す将来ビジョン(井関ビジョン)を発表
欧州向け乗用モーア(SGシリーズ)の初出荷
業界初の全自動野菜移植機(PV100型)を販売開始
第一回技術研究発表会を開催
田植機「さなえ」が生産開始以来、生産100万台を達成
MF(Massey Ferguson)社へトラクタ(TA355、TA305をベースに北米仕様に改良した二型式)をOEM供給開始
新旋回方式(4WS)を採用した新ジャンルの乗用管理機を販売開始
東中国地区2販売会社を合併し、株式会社ヰセキ東中国を設立
ISEKIのIをシンボル化した商品用シンボルマークが決定
農業試験研究一世紀記念会会長賞受賞(受賞内容:実用的な自脱コンバインの開発と普及)
トラクタ「ジアス」シリーズ発表
東北地区販売会社を合併し、株式会社ヰセキ東北(現:連結子会社)を設立
九州地区3販売会社を合併し、株式会社ヰセキ九州(現:連結子会社)を設立
本社事務所を東京都荒川区西日暮里に移転
茨城工場を松山工場に統合
北海道地区3販売会社を合併し、株式会社ヰセキ北海道(現:連結子会社)を設立
西中国地区3販売会社を合併し、株式会社ヰセキ西中国を設立
株式会社ヰセキ九州が株式会社西九州ヰセキを合併
富友株式会社が関連会社2社を合併し、アイセック株式会社に商号変更(現:株式会社ISEKIトータルライフサービス)
大規模農業に対応する高出力高耐久高能率コンバインHJを販売
株式会社箕輪ヰセキを設立、株式会社ヰセキ九州が株式会社南九州ヰセキを合併
第一回さなえ全国子ども図画コンクール
茨城県稲敷郡阿見町に関東センターを設置(現:茨城センター)
北海道常呂町の開基100年を記念し、BIG-Tが岐阜県から北海道の岐阜まで1600kmの道のりを走破
北陸地区2販売会社を合併し、株式会社ヰセキ北陸を設立
小型農機販売会社 株式会社アグリップ(現:株式会社ISEKIアグリ)を設立
当社独自の排出機構「ズームオーガ」を搭載したHVシリーズを販売
「37株疎植」に対応した田植機PAシリーズ(L型)を販売
デイーゼルエンジン50万台突破
近畿地区2販売会社を合併し、株式会社ヰセキ近畿を設立
製造部門の分社により、株式会社井関松山製造所、株式会社井関熊本製造所を設立
(現:株式会社ISEKI M&D)
中国地区2販売会社を合併し、株式会社ヰセキ中国を設立、茨城ヰセキ販売株式会社を設立
株式会社ヰセキクレジットが連結子会社2社を合併し、アイセック株式会社に商号変更
北米向けにはじめてとなるサブコンパクトトラクタ(MFGC2300)を開発
中国江蘇省に井関農機(常州)有限公司を設立
三間町に井関邦三郎記念館を開館
四国地区3販売会社を合併し、株式会社ヰセキ四国を設立
オート変速トラクタジアスATを販売開始
タイ・バンコクに駐在員事務所を開設
初の中国向け専用設計の自脱型コンバインを中国の井関農機(常州)有限公司にて本格生産
日本政策投資銀行環境格付けを取得(農業機械業界適応第一号)
お客さまに満足いただける商品と情報を提供し信頼関係を強固にするはつらつ農業キャンペーン開始
株式会社ヰセキ東海が岐阜ヰセキ販売株式会社を合併
茨城ヰセキ販売株式会社が関東地区3販売会社を合併し、株式会社ヰセキ関東に商号変更
新潟ヰセキ販売株式会社が長野ヰセキ株式会社を合併し、株式会社ヰセキ信越に商号変更
株式会社ヰセキ近畿が京滋ヰセキ販売株式会社を合併し、株式会社ヰセキ関西に商号変更
業界初 7条刈コンバインJapan販売開始
電動ミニ耕うん機「エレ菜」を販売開始
アイセック株式会社が、井関建設株式会社を合併
トラクターで東北一周(FOOD ACTION NIPPON 応援隊イベント)
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グローバル展開の加速 / サステナビリティの推進
グローバル生産拠点として設立したPT.井関インドネシアを皮切りに、タイ、フランス、ドイツなどでグローバル展開を加速させました。
国内市場では先端技術を活用したスマート農業や環境保全型農業の推進で、農業の超省力化・高収益化に貢献しています。
創立85周年 「夢ある農業応援団!ISEKI」をキックオフ
新ジャンルのコンバイン(HFC433型)販売開始
当社独自の技術に使用する「オンリー・アイ」ロゴマークを展開
「疎植営農指導員制度」の設置
夢ある農業応援プロジェクト推進部発足
中国湖北省に東風井関農業機械(湖北)有限公司を設立
「エコ商品認定制度」の運用開始
松山市パークサポーター制度に認定
インドネシアにPT.井関インドネシアを設立
電動トラクタ試験走行公開(愛媛県、愛媛大学との共同研究)
愛媛県松山市馬木町にITTC(ISEKIテクニカルトレーニングセンター)を設立
タイにISEKI SALES(THAILAND)CO.,Ltd.を設立(現:IST Farm Machinery CO,Ltd.)
株式会社井関重信製作所(孫会社)を設立
夢ある農業女子応援プロジェクト開始
フランス販売代理店 Yvan Beal S.A.S、YB Holding S.A.Sの子会社化(現:ISEKIフランス社)
PT.井関インドネシア量産開始
井関農機(常州)有限公司を関連会社東風井関農業機械有限公司へ事業統合
アグリヒーロー応援プロジェクト始動
ISEKI Dream Galleryをリニューアルオープン
ISEKI Dream Gallery KUMAMOTOをリニューアルオープン
茨城県つくばみらい市に、夢ある農業総合研究所を設立
創立90周年記念ヰセキ全国表彰大会開催
第1回井関グループ全社技能コンクールを開催
農業女子プロジェクトの一環としてトラクタ「しろプチ」発表
ISEKI Dream Gallery NIIGATAを設立
土壌センサ搭載型可変施肥田植機(NP8型)を販売開始。ロボット大賞優秀賞を受賞
愛媛県伊予郡砥部町にIETC(設計基本技術トレーニングセンター)を設立
タイにISEKI(THAILAND)CO.,Ltd.(ISTファームマシナリーに統合)を設立
自脱型コンバインフロンティア誕生50周年
熊本地震の影響で停止していた熊本製造所の生産再開、ヰセキ九州営業活動再開
農業女子プロジェクトの一環として耕うん機「ちょこプチ」発表
さらなるグローバル化に向けて中央研修所を拡大発展させ、IGTC(ISEKIグローバルトレーニングセンター)を開設
農業女子プロジェクトの一環として歩行型草刈り機「プチもあ」を発表
井関グループOB会(井心会)を発足
つくばみらい事業所本館展示フロア(野菜作一貫体系)リニューアル
ヤンマー社と国内農業機械製品の開発・生産分野における協業拡大
インドTAFE社と技術・業務提携
井関松山製造所が井関邦栄製造所を合併
ISEKI France S.A.SがISEKI France Holding S.A.Sを合併
第一回サービス技能コンクール・サポート提案成果発表大会を開催
アグコ社主催の北米サプライヤーデイが開催されアグコパートナー賞を受賞
ウォーターセル社と協業を開始。農機データ管理システム「ISEKIアグリサポート」と営農支援ツール「アグリノート」のデータを連携
G20新潟農業大臣会合に参加
株式会社ヰセキ関東が株式会社ヰセキ信越を合併し、株式会社ヰセキ関東甲信越(現:連結子会社)に商号変更
株式会社ヰセキ東海が株式会社ヰセキ関西を合併し、株式会社ヰセキ関西中部に商号変更
タイ販売会社IST Farm Machinery CO,Ltd.を子会社化
株式会社ヰセキ中国が株式会社ヰセキ四国を合併し、株式会社ヰセキ中四国(現:連結子会社)に商号変更
営農ソリューション・ポータルサイト「Amoni(エーモニー)」公開
有機米デザイン株式会社(現:NEWGREEN)と業務提携を締結
グリーンイノベーション室を新設
長期ビジョン「『食と農と大地』のソリューションカンパニー」の策定、基本理念の見直し
株式会社ヰセキ関西中部が株式会社ヰセキ北陸を合併(現:連結子会社)
ドイツ販売代理店Iseki-Maschinen GmbHを子会社化
井関グループ環境ビジョン策定・環境基本方針見直し
有機米デザイン株式会社へ資本業務提携を締結
TCFD提言への賛同表明
電動モーア(SXGE2型)発表
アイガモロボ(自動抑草ロボット)販売開始
井関松山製造所(現:ISEKI M&D松山)にコージェネレーションシステムを導入
井関松山製造所が、井関熊本製造所を合併し、株式会社ISEKI M&Dに商号変更
ウォーターセル社と資本業務提携を締結
株式会社ヰセキ関西中部が国内広域販売会社5社および三重ヰセキ販売会社を合併し、株式会社ISEKI Japanに商号変更
創立100周年を迎える
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2025〜
次の100年へ向けて